製品情報

フェライトコア 技術資料

概要と特長

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ケーブルの巻数とフェライトコア数によるインピーダンス

1ターンでインピーダンスが足りない場合、2ターン、3ターンと巻数を増やすことでインピーダンスを大きくすることが出来ます。インピーダンはターン数の2乗倍で大きくなります。ただし、図1に示す通り高周波では線間容量の影響である周波数を越えるとインピーダンスが減少するため、適応周波数を考慮する必要があります。
フェライトコアの使用数を増やすと図2に示す通り、使用数に比例してインピーダンスは増加します。

1ターン

2ターン

3ターン

図1 インピーダンスと巻数の関係

図2 インピーダンスとフェライトコア数の関係

ギャップ

フェライトコアを後付けする場合、分割型を使用すれば簡単に取り付ける事が出来ます。分割型の切断面はギャップが生じない様に加工されているため、図3の分割型と非分割型を比較しても特性は殆ど変わりません。但し、塵などが切断面に入りギャップが生じると図3のギャップに示す通り低い周波数でインピーダンスが大幅に低下しますので、切断面に塵などが入りギャップが生じない様に取り付けて下さい。

図3 インピーダンスとギャップの関係